MTCで勉強する宣教師

写真はlds.orgより

伝道を終える宣教師たちが専任宣教師としての経験を活かし帰還後も継続した、一生を通して主の弟子でいられるよう人生設計するのを助ける「マイプラン」という新しいオンラインコースができました。

大管長会は、伝道を終える宣教師たちが専任宣教師としての経験を活かし、継続し、一生を通して主の弟子でいられるよう計画を立てる助けとなる「マイプラン」というオンラインプログラムを発表しました。このプログラムは2015年8月よりmyplan.lds.orgにて開始されます。

マイプランとは?

プログラムはMissionary Portal(LDSアカウントのログインをすると入れます)にある8つのレッスンから成ります。最初のレッスンは伝道の召しを受けてからMTCに入所するまでに取り組むものです。二つ目は伝道の期間の中頃に、そして残りの6つのレッスンは専任宣教師としての最後の転勤の間に修了されます。インターネット環境の整っていない地で伝道している宣教師には、同プログラムの本が支給されます。

計画をする

マイプランのプログラムを利用することで、宣教師は伝道中に得た経験や技能を土台としてその後の人生設計を立てることができます。宣教師は、伝道の経験を振り返り、それがどのように彼らの永遠の命への道を備えてくれたか考えます。それからその道を歩む上で必要な、帰還後のステップとして、家族や奉仕、学業や職業といったことに関する目標を設定します。

「もし宣教師が目標設定の際に、心から天のお父様の助けを求めるならば、彼らの思いや望みはより主が彼らに望んでおられることに近づきます。彼らの意志は自然と主の計画に沿うものとなります。」と七十人定員会のマービン・B・アーノルド長老は説明します。

「マイプランの目的は取り組む宣教師に神様がどんな計画を持っておられるかを理解することです。」

「マイプランでとても良かった点は、イエス・キリストと福音を土台とするプログラムだということです。」と、最近伝道から帰還したカリフォルニア州のスティーブン・ヘンリックセンは言います。「プログラムを通して、自分自身も同じ土台を持つという決意をすることができました。」

ヘンリックセン兄弟はもともと伝道から帰還することに対して気になることがありましたが、マイプランのプラグラムに取り組むことを通して伝道を終えても生活において宣教師のときのような霊的な力を持つことができると気がついたそうです。設定した目標は、彼の将来が歩む道を想像する手助けになりました。「既に頭にあったものでしたが、それが今では書き出されています。」

伝道部会長の役割

宣教師たちは、個人の目標を自信の伝道部会長と分かち合い、会長はそれを宣教師が帰還する前の面接で利用することが推奨されています。

ユタ・オグデン伝道部の元伝道部会長モーリス・ハイアーズは試行期間として帰還する宣教師たちとマイプランを利用しました。ハイアーズ曰く、伝道部会長の役割は、宣教師がしっかりとした土台を持てるようにすることだといいます。「ホランド長老がわたしを聖任したとき、『あなたは伝道部に来る宣教師たちと、彼らの子供、孫たちへの責任があります。あなたは彼らが証を持てるようにしなければいけません』と言われました。」

ハイアーズ会長は、帰還前の面接で計画について話し合うことの大切さを強調しつつも、その後の帰還した宣教師へのフォローアップがなければ、面接はただの「質疑応答」に終わってしまうと言います。

「フォローアップにはそれほどの力があるのです。」

フォローアップ

また、帰還宣教師たちは計画を地元のステーク会長、両親、教会指導者やその他彼らがイエス・キリストの忠実な弟子でいることに協力したいと望む人と分かち合うよう招かれています。両親と教会指導者は宣教師たちが目標と計画を果たすことができるようにフォローアップを続けます。

ウルグアイ・モンテビデオ西伝道部元会長であり、ユタ・ウィーバー南ステーク会長のスティーブン・ピーターソンはステークでパイロット試験としてこのプログラムを使用しました。同ステーク出身の7人の宣教師たちは帰還する前に継続して弟子となるための計画を立てるのに必要なリソースを与えられました。宣教師たちは、彼らの計画を両親、ビショップ、ワードの指導者たちと分かち合いました。「ステークにはとても素晴らしい長老定員会と扶助協会の会長たちがいましたので、彼らは宣教師たちに目標について毎月フォローアップしてくれました」とピーターソン会長は言います。

目標からそれてしまいがちな宣教師がいたら、目標について思い出すよう励まされ、その後すぐ元の道へ戻ることができました。7人の帰還宣教師たちは、全員活発で、進歩を続けています。

「このプログラムの美しいところは、得られるサポートです」とピーターソン会長は言います。そしてそのサポートは「霊的、物質的な自立を兼ね備えたもの」であるべきだと言います。7人の帰還宣教師のうちのひとりには法律関係のキャリアを持ちたいという目標がありました。彼はステークに所属する弁護士と会う機会が与えられ、助言をもらうことができました。彼は現在、アメリカ合衆国のオリン・ハッチ議員のもとでインターンシップをしています。

両親も、帰還宣教師をサポートするのに重要な役目を果たすことができます。「目標を知る両親は、『もうあの子も大人だから、うるさく言うのはやめましょう』というかわりに、子供たちの目標に関してフォローアップをして協力することができます」とピーターソン会長は言います。

「正しく行えば、宣教師は帰還後ひとりきりで努力するのではなく、まわりにきちんとしたサポート体制を持つことができます。」

生涯のMTC

ピーターソン会長は、わたしたちはよく帰還宣教師に言ってしまう言葉があると指摘します。それは「まぁ、もうすぐあの子も普通に戻るよ」です。シェーン・M・ボーウェン長老の言葉を引用しこう言います。「普通というのが彼らが伝道に出る前の状態のことを指すならば、わたしは彼らに二度と普通になってほしくありません。」

「伝道で学んだことを忘れてしまうのなら、何の目的があって伝道に行くのでしょうか?事実は、伝道というのはその後の生涯のためのMTCです。伝道は独特な経験であるべきではありません。それはわたしたちがしなければならないすべてのことへの備えであるべきです。」

マイプランは、専任宣教師が伝道中に身につけた技能や霊的な習慣を、帰還後の生活での教室や仕事、将来持つ家族とを直接結びつけてくれます。「帰還宣教師がわたらなければならない橋があります。そしてわたしたちは彼らを助ける必要があります」とピーターソン会長は言います。「伝道とそれ以外のことを別々のものとして見てしまう傾向にありますが、実際にはそれは異なる場面における福音の原則なのです。」

「確かに、帰還した宣教師は地元の神権会、補助組織指導者たちによって見守られるべきですが、最も効果的なのは指導者たちが人々に訪問し、教え、仕えることを通して、 帰還した長老、姉妹たちに主の業に携わる機会を与えることです。仕えるように招かれるとき、帰還宣教師たちは伝道赴任地で始めた業を続けることができ、またどこに住んでいようと、主のみ業に役立つ存在となります」とアーノルド長老は言います。

この記事はもともとJenny Poffenbargerによって書かれ、lds.orgに投稿されました。

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キャンベル葵さんは東京都出身です。ブリガム・ヤング大学ハワイ校で英語教授法を専攻しました。在学中は一時休学し、アメリカのテキサス州でモルモンの専任宣教師として奉仕活動をしました。料理や、手芸、エクササイズなど、様々なことに挑戦するのが好きです。
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